在学生・卒業生の声
在学生
考えを形にできるようなエンジニアになることが目標です
地球温暖化をはじめとした環境問題に興味があり、大気や水、膜、材料など様々な分野から環境について学べることに魅力を感じたため、環境化学科に進学しました。環境化学科では他の学科と異なり水や土の分析など他ではできないような実験を行うことができ、とても充実していました。
また、1~3年次の授業で大気工学に興味を持ち、現在は大気環境触媒工学研究室にてシックハウス症候群の原因となる揮発性の有機化合物を光触媒を用いて浄化する研究を行っています。将来的には空気清浄機やエアコンに搭載することを目指し、修士論文の完成に向けて取り組んでいます。来春からは社会人としてエアコンの設計開発の業務を行います。学んだことを活かして、考えを形にできるようなエンジニアになることが目標です。
大学院2年生 M. N.さん
4年生 K. M.さん
計算科学を駆使して環境問題を解決する一歩に貢献したい
環境問題は、年々深刻化が進み、世界中で問題視されています。私は環境問題に興味を持ったきっかけは、小・中学校で取り組んでいた『エコ活動』です。具体的な活動内容は節水・節電や、学校で植物を育てたりすることでした。このような活動と同時に世界で起きている環境問題についても学びました。そこで、私は地球が直面している環境問題についてより深く学びたいと思い、環境科学科に進学しました。
今では、3年次の『計算化学』や『環境エネルギー工学』の授業をきっかけに、材料設計に興味を持ち、計算化学を駆使して、より環境に優しい材料の研究をしています。自分が行っている研究が、環境問題を解決する一歩に貢献できたら嬉しいです。
技術開発職として環境問題の解決に貢献したい
環境問題は私たちが直面する大きな課題で、世界が一丸となって取り組まなくてはなりません。私が地球環境に関心を持ったのは、中学生のときに、地球温暖化が北極の生物に与える影響について調べたことがきっかけでした。そして自分自身が環境問題を学ぶことで少しでも解決につなげていきたいと思い、環境化学科を選びました。将来、化学技術者として活躍することを見据えているため、どの授業にも熱が入ります。そのおかげで、知識だけでなく、技術者としての心構えまで学ぶことができます。
3年生 A. I. さん
2年生 Y. I. さん
水不足という地球規模の問題を解決する技術の発展に寄与したい
ニュースから日々聞こえてくる環境問題の話題は、世界に解決すべき問題があることを教えてくれました。私はその中でも水不足という問題に大きな関心を持ち、大学で取り組みたいと思いました。「環境施設見学」という授業では、企業の現場を実際に見ることで環境問題への取り組みの多様さを知り、将来の自分の姿が想像できるようになり、これからの学ぶ姿勢にも変化が出てきました。また「環境分析実験」という授業では、水質を定量的に評価するなどの具体的な手法を、実験を通して学ぶことができました。今後は海水を淡水化する膜の研究を行い、安全な水を人々に供給できるような仕事に就きたいと考えています。
卒業生
「研究室で見た光景が現在の私につながる夢への第一歩でした」
―授業がきっかけとなり、水質汚染を防ぐ研究に打ち込む―
環境問題に関心があって入学しましたが、水を専門的に学びたいと考えるようになったのは、3年次の「水環境工学」の授業がきっかけでした。世界の水問題や産業界の水処理システムなどに触れ、水質汚染の防止に貢献できる研究がしたいと思うようになりました。 下水や工場排水を浄化する際に、ろ過膜を使って水と汚染物質を分離する方法がありますが、その際に問題となるのが、ろ過膜についた汚染物質を以下に洗浄するか。卒業研究では、電気を使った省エネ型の新しい膜の洗浄に取り組みました。卒業研究の1年間では研究期間が短かったこともあり、十分な洗浄能力を発揮するには至りませんでしたが、にごった汚染水がきれいになっていく様子を見て、水処理業界へ進みたいという気持ちが強まりました。業界をよく知る先生からの推薦もあり、業務用の水処理装置を扱う現在の会社への就職が決まりました。
2016年卒 R. Mさん
―お客様に納得していただける知識を身につけたい―
入社して1年。現在は、水処理に使われる薬品の営業を行っています。工場であれば、お客様からいただいた工場排水の水質分析を行い、その水に最も効果がある薬品を探して提案します。実験を行うことも多く、化学の知識や研究室で身につけた実験機器の扱いなど、環境化学科で学んだことが役立っています。
今は先輩社員の横で,お客様との接し方や提案の仕方を学んでいる段階ですが、販売の現場に立って感じるのは、コミュニケーションの重要性です。人間関係を構築していく上で大事なのは、お客様からの信頼を得ること。そのために、まずは業界について知り、自社製品はもちろん、競合となる他社製品の知識も深めていきたいと思います。早く自分ひとりでお客様と向き合い、信頼関係を築きながら、契約を取れるような力をつけることが今の目標です。
2016年卒 R. Mさん