エネルギーシステム工学研究室

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  • # 膜工学
  • 赤松 憲樹 教授

持続可能な低炭素社会を目指し、エネルギー問題と環境問題を同時に解決

化石燃料に依存した現状のエネルギー問題と、近年ますます深刻になる環境問題を同時に解決できる、持続可能な低炭素社会の構築を目指しています。必要となる技術、具体的には、水素社会実現に必要不可欠な水素分離シリカ膜。また、バイオガスから高効率に水素を製造する膜反応器を開発しています。さらに、大気中の二酸化炭素を吸収するマイクロカプセルや、新しい省エネ型膜利用水処理技術の開発にも取り組んでいます。これらの水素分離シリカ膜、CO2吸収マイクロカプセル、水処理膜を実用化するために、企業との共同研究を積極的に推進し、学生にも主体的に参画してもらいたいと考えています。学生には、自ら考え、主体的に行動することを求めています。これは研究者にとってはもちろん、学生が社会で活躍するために重要な力だと思います。私の在室時は、教授室のドアを基本的にオープンにしていますので、いつでも気軽に訪れてください。研究室では、談話会またはグループミーティングで月1回発表を行うほか、年1回の研究室合宿、研究テーマに関連する企業見学会も行っています。

研究室所属学生メッセージ

研究室を選んだ理由は、地球温暖化の対策になる研究ができるからです。以前から環境問題に興味があり、大学進学の際に環境化学科を選んだのも、環境問題の解決に貢献したいと考えたからでした。

私は二酸化炭素を吸収する薬品と、熱を蓄えることができる薬品を同時に含むカプセルの作り方について研究しています。このカプセルが実用化されれば、今までの方法よりも少ないエネルギーで二酸化炭素を回収できるようになります。

研究室は教員に質問しやすい体制が整っているところが魅力です。また先輩や同期にも相談しやすい雰囲気があり、研究や発表準備が進めやすいです。先輩や同期とは研究以外でも雑談したり遊びに行ったりと楽しく過ごせています。

今後さらに研究が進み、私が行ってきた研究が地球温暖化を解決する助けになればいいなと思っています。